今日のひとことWeb版

次世代の社会インフラが紡ぐ競争力

2011/01/28 15:26

 最近、「スマートコミュニティ」や「スマートシティ」に関連する情報が増えています。「スマートコミュニティ」とは、ITや環境、エネルギーなど、さまざまな技術を取り入れた環境配慮型の社会インフラを指し、それを実現する都市を「スマートシティ」と呼びます。

 経済成長が著しい新興国で取り入れるケースが多く、中国の「天津エコシティ」は、その代表例といえるでしょう。天津エコシティの建設では、日立製作所が協力会社の一社になっています。日本のテクノロジー企業の代表として、建設の一翼を担っているのです。

 この分野をビジネスチャンスとみるITベンダーも出てきました。東芝ソリューション、日立ソリューションズ、ITホールディングスなどです。一見すると、大手コンピュータメーカーだけがビジネスの恩恵を享受しているように思えますが、いやいやどうして。虎視眈々とビジネスチャンスをうかがう中堅ITベンダーも登場しています。

 次世代の社会インフラに必要なスマート関連技術とITソリューション。プロジェクト参画が、IT企業の中期的な競争力になる予感がします。(木村剛士)

【記事はこちら】
スマートコミュニティに熱い視線 3兆円を超える経済効果に期待
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.1.28」より
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