今日のひとことWeb版
NECは世界に出たいんです!
2011/01/11 15:26
「矢野薫前社長(現会長)が『グローバル』を口にする機会は少なかったと記憶しています」と遠藤社長に問いましたが、「そんなことはありません。かねてからの強化ポイントです」とのこと。ようやく体制が整い、大々的に発表できるようになったのでしょう。
2017年度(2018年3月期)までに、海外比率を現在の倍にあたる50%にすると公表しているのですから、力が入るのは当然でしょう。ただ、国内の競合他社に比べ、大きく後れをとっていることは否めません。
NECが海外比率を伸ばすうえでキーにしているのが、得意分野の通信キャリア向けのネットワーク・インフラ事業や、「スマートグリッド」など社会インフラに関する新分野です。世界を五極に分けて販売体制を整え、現地のパートナーとも組みながら公共・社会インフラ関係の受注を急ごうとしています。
それでも、ここ数年入ってくる海外進出に関するNECのニュースは少なく、富士通や日立の進出が目につきます。この競合よりスピードを上げ、どこまで海外比率を上げられるか、いまから注目です。(谷畑良胤)
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NEC 社長 遠藤信博、グローバルで「OneNEC」を推進
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