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中国の家電量販が変わる

2010/12/15 15:26

 12月10日、日本最大手の家電量販店、ヤマダ電機が中国遼寧省瀋陽市に海外1号店となる瀋陽店をオープンしました。大雪が降るなかで、店頭には1000人以上の客が集まり、オープニングは賑わいをみせました。

 開店式で、一宮忠男社長が運営方針を語りました。顧客第一主義をモットーに運営していく――。競争が激しい中国の家電量販市場で、ヤマダ電機は徹底した接客を武器に差異化を図っていくというのです。

 ヤマダ電機瀋陽店オープンの約1か月前、ドイツの大手家電量販店メディア・マルクトが上海市に中国の1号店を開店しました。ここもまた、お客様サービスに力を入れていると自負するお店です。

 キーワードは、「サービス」です。すでに07年、上海に進出している米ベスト・バイに加え、ドイツのメディア・マルクトと日本のヤマダ電機――。外資系の家電量販店が存在感を増すことで、新しいスタイルの家電量販が中国に定着していきます。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
ヤマダ電機の中国・瀋陽店オープン、1000人超が開店待ちの盛況
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.12.15」より
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