マイクロソフトは社会貢献活動の一環として、創業して間もないIT企業をさまざまなかたちで支援しています。ソフトや検証施設を無料で提供したり、販売を支援したり、経営相談に乗ったり……。

　なかには、米本社に無料で招待するツアーなどもあって、その規模は国内外を問わず、IT産業のなかでトップレベルです。

　先週開催した「Microsoft Innovation Award」も、その支援施策の一つ。独創的なアイデアをもつITベンチャーを評価・表彰する制度で、今年で4回目。最優秀企業は、賞金100万円を手にすることができますが、それ以上に大きいのがPR効果です。

　マイクロソフトは、最優秀企業を多方面で表舞台に上げていきます。マーケティング費用が思うに任せないベンチャー企業にとっては、大きなメリットです。事実、昨年受賞したワンビの加藤貴社長は、「宣伝効果は絶大！」と語っています。

　今年の最優秀企業は、広島市に本社を置く小さなソフトハウス。ニッチなソフトを開発する企業で、これまではその名を知らなかった人が多いでしょう。今後は耳にする機会が増えるはずです。（木村剛士）

【記事はこちら】
マイクロソフトが先進ソフト開発企業を表彰