今日のひとことWeb版

データセンター業界は今

2010/12/03 15:26

 「所有から利用へ」というキャッチフレーズは、IT業界ですっかりお馴染みの言葉になりました。情報システムを、ユーザー企業が所有して運用するのではなく、所有・運用はプロ(IT企業)が行い、ユーザーは通信回線を経由して、利用に徹するという考え方です。

 「クラウド」というはやりの言葉がその考えを加速させ、「所有から利用へ」を検討するユーザーはさらに増えるでしょう。記者は、その方法が遅かれ早かれ主流になると思います。

 なぜなら、ユーザー企業の情報システム部門担当者が、運用という生産性の低い仕事をIT企業に丸投げしながら、自身は新たなITの導入やその利活用の企画など、発展的な業務に充てる時間が増えるからです。

 そこで今、IT企業で起きているのが、データセンター(DC)の設置です。ユーザー企業にITサービスを提供するためのインフラとして、大手、中堅問わずIT企業はDCの構築を急いでいます。

 多くのIT企業がこの分野を強化しているだけに、今、市場がどうなっているのかが分かりにくい……。今後市場は伸びるのか、誰が主導権を握っていくのか、誰が売るのか――。

 そんな疑問に答える連載「Industry Chart」で、DCを取り上げました。業界の今を俯瞰する情報、ぜひご一読ください。(木村剛士)

【記事はこちら】
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>データセンター編 クラウドでニーズ急拡大
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.12.3」より
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