今日のひとことWeb版
底打ちなんて、嘘だ
2010/11/26 15:26
多くの日本企業が新年度をスタートさせた2010年4月、大半の経営者は、08年10月から始まった不況について「昨年度末(10年3月末)で底を打った」と語っていたことを思い出しました。
でも、そのポジティブな見通しは、現実とは乖離しています。発表された大手システムインテグレータの上半期(4~9月)の業績は、思うように上っていません。売り上げはかろうじて微増の傾向にありますが、利益は伸び悩み、09年度比で二桁マイナス成長のIT企業も。
「底打ち」なんてとんでもない。まだまだ不況から脱していないのが現実です。大手システムインテグレータの社長の言葉が数字以上にそれを物語っています。(木村剛士)
【記事はこちら】
情報サービス業界の上半期決算 伸び悩む主要SIer
- 1