いまさら聞けないキーワード
<いまさら聞けないキーワード>ページプリンタ
2010/11/04 15:26
週刊BCN 2010年11月01日vol.1356掲載
プリンタは印字方法で分けると、(1)シリアルプリンタ(2)ラインプリンタ(3)ページプリンタ(4)フィルムプリンタの4種類に分けられる。シリアルは1文字ごと、ラインは1行ごと、ページは1ページごとに印刷することからこう呼ばれている。価格や印刷速度、印刷品質はそれぞれで異なる。フィルムプリンタは、ネガ・ポジフィルムに直接印字する特殊なプリンタで、購入する企業の業種は限られている。
ページプリンタは高速で印刷でき、印刷物の品質がシリアルやラインに比べて高いことから、オフィスでの利用率が高い。一方、家庭で使われることが多いのはインクジェットプリンタで、シリアルプリンタのカテゴリに入る。ページプリンタの国内の販売台数は年間100万台ほど。ただ、法人向けは市場が飽和しており、1万円を切るモデルが登場するなど、低価格化が進んでいる。ページプリンタは、さらにレーザー(ビーム)プリンタとLED(発光ダイオード)プリンタに大別できる。レーザーの光を利用して、その熱と圧力で紙に文字や画像を印刷するのがレーザープリンタだが、その露光部にLEDを使っている製品はLEDプリンタと呼ばれている。
国内ページプリンタの主要メーカーは、リコー、キヤノン、セイコーエプソン、富士ゼロックス、OKIデータ、ブラザー工業。
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