立ち話

大塚商会 塩川公男 取締役兼上席常務執行役員

2010/07/29 19:47

週刊BCN 2010年07月26日vol.1343掲載

 大塚商会は、今年に入ってクラウドサービス「たよれーるマネージドネットワークサービス」の提供を開始した。KDDIのネットワークサービス「Wide Area Virtual Switch(WVS)」をネットワーク・プラットフォームとし、自社データセンター(DC)とユーザーのITシステムを閉域網で接続。アプリケーションサービスやBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)を手がけている。

 塩川公男・取締役兼上席常務執行役員は、「ハードウェア・ソフトウェアのビジネスを減らすわけではない」と釘を刺す。そしてこう喩える。「『峠の釜飯』は、器があってこそ。器であるPCやサーバー、ストレージなど、ハードウェアをしっかり販売しないと」。

 ただ、“器”だけを用意すればよいわけではない。“味付け”の部分でユーザーを惹きつける必要がある。それが同社のSI力を生かしたクラウドサービスというわけだ。(信澤健太)
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