立ち話

日本プラントロニクス 村田浩志社長

2010/05/27 19:47

週刊BCN 2010年05月24日vol.1334掲載

 ヘッドセット製品を開発・販売している日本プラントロニクスの村田浩志社長は、自らを「ドラスティックに白黒をはっきりさせる人物」だと評する。

 米国での駐在経験があり、日本に帰国したのは11年前。外資系企業を渡り歩いてきた。海外経験が豊富なだけに、日本人とは異なるビジネス感覚を持ち合わせている。

 日本人と米国人の経営手法の違いをこのように説明する。「500人乗っていたら思い切り漕ぐ。嵐が来てもとにかく漕ぐのが日本人」。一方、「500人は重いから港で100人に降りてもらい、残り400人で船出する。400人で500人分の仕事をこなすのが米国人」というのだ。

 リストラを極力選択しない日本人と、それを断行する米国人が対照的に映る。村田社長は、「リストラで一人ひとりの負担は増えるが、よりスピードが上がる。船が沈んだらどうしようもない」と、米国人の考え方の合理性を説く。(信澤健太)
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