今日のひとことWeb版

日系企業は善意の第三者か

2010/05/27 15:26

 中国・広州の空港で、お土産を買いました。店員さんがキティちゃんの絵が描かれた袋に入れてくれました。袋をしげしげと見つめると、「Hello Kitty」ではなく「Hello Welcome」と書いてあります。もっとよく見ると、キティちゃんは豚鼻でした。

 お土産屋さんでは、正規品のお土産のそばに堂々と模倣品が置かれていました。お土産ならよく聞く話ですが、企業の調達でも、正規品の横にコピー製品が並んでいる――。中国の企業における違法コピーソフト利用の実態です。

 正規版ソフトを使っているのは、日系企業でさえわずか10%。ほとんどの企業が違法コピーソフトを利用していて、かつ、それが意図的ではない場合が多いのです。ゆゆしき事態のからくりとその対策を報じています。(鍋島蓉子)

【記事はこちら】
<中国違法ソフト事情>正規版利用率、わずか数%の衝撃 中国の日系企業がはまる“落とし穴”
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.5.27」より
  • 1

関連記事

特需の予感、IT資産管理

<特別企画>「SAM」に大きな動き ソフト資産管理の「強制力」を拡大

自治体の“違法”認識の薄さに唖然

台頭するインターネット理念への挑戦

自治体の不正コピー 石川県、奈良市で大規模に発覚