旅の蜃気楼

「3月23日」は記憶に残る“記念日”

2010/04/22 15:38

週刊BCN 2010年04月19日vol.1330掲載

【内神田発】ご存じですか? 神田駅の近くにある三州屋を。この居酒屋のブリ照り、煮つけの味は天下一品だ。客筋は、飲んべえばかり。皆さん、おじさん世代だ。だから、実に居心地がいい。ついつい杯を重ねてしまう。

▼ここ神田はB級グルメ・おじさんの街だ。私どもBCNが千代田区内神田にある内山ビルの2階に引っ越したのは3月23日。はや4週間が経った。移転の作業はネットプランの武田幸雄社長に取り仕切ってもらった。なかなか評判がいい。ネットプランの所在地は新宿である。ところが、数年前までは内神田の同じ町内会にオフィスがあったという。その縁で、引っ越しと同時に、この地区のグルメマップが届いた。居酒屋の鶴亀、いけ増、蕎麦屋の松月庵、天ぷら屋の八つ手屋など、気楽な店がてんこ盛りだ。どうぞ、神田のBCNにお立ち寄りください。

▼今度入居したビルの前の外堀通りを南に歩くと、大手町が近い。ここまで来ると、神田とは雰囲気が一変する。経団連会館、日本経済新聞まで徒歩6分ほどの距離だ。3月23日には、日経新聞社が記念すべきネット媒体を出した。日経電子新聞の創刊だ。早速体験した。新聞の紙面をそのまま画面で見ることができる。ところが、この日経電子新聞は一人で読むのか、それとも紙の新聞と同様に複数の人が読んでもよいのか、迷うところだ。BCN編集部では、毎朝届く新聞を全員が目を通す。ネットでは回し読みができないと思って考え込んでいたら、東芝から液晶テレビのREGZAが新オフィスに届いた。引っ越しのお祝いにということで、社長室用に寄贈していただいた。55インチだから大きい。この画面に日経電子新聞を映し出した。すると、会議資料として全員で見ることができるのだ。これは回し読みと一緒だ。朝のニュースをテレビで見ながら食事をするのと同じように、新聞をテレビ画像で見ながら朝食をとる。デジタルライフが変わる予感がする。BCNの神田移転と日経電子新聞の創刊は大きな節目ということで、記憶に残る日となった。キーワードは変化だ。(BCN社長・奥田喜久男)

新オフィスは、神田駅西口を出て西口商店街を抜け、外堀通りに面したビルにあります。
お気軽にお立ち寄りください
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