BCNアーカイブス

<ニュースその後を検証>富士通システムソリューションズ 中小向けERP全国展開へ

2010/04/22 19:47

週刊BCN 2010年04月19日vol.1330掲載

●2006年6月12日 vol.1141 11面にて報道
富士通システムソリューションズ 中小向けERP全国展開へ 富士通と共同で販路構築

 富士通は、富士通ビジネスシステム(FJB)を10月1日付で100%子会社化する。富士通グループの「中堅市場」の中核ベンダーとして全国の販売・開発を統括する。新生FJBにおいて基幹系の主力アプリケーションとなるのが、ERP(統合基幹業務システム)の「GROVIA smart」だろう。

 この「GROVIA smart」だが、グループ内で首都圏を管轄する富士通システムソリューションズ(Fsol)が開発・販売したERP「WebSERVE smartソリューション」であるということは、系列販社内でも、あまり知られていない。

 「週刊BCN」(2006年6月12日号)では、「WebSERVE smart」を首都圏だけでなく全国へ販売する体制を富士通グループ全体で整備することを、当時の秦聖五社長から聞き出すことができ、特報として伝えた。

 当時の富士通では、中堅・中小企業向けのERPや会計系ソフトウェアとして、オービックビジネスコンサルタント(OBC)の「奉行シリーズ」を製品マップに掲げ、グループ販社や系列販社で販売していた。それだけに、「GROVIA smart」の誕生は、大きな方向転換となった。(谷畑良胤)
  • 1

関連記事

富士通システムソリューションズ 中小向けERP全国展開へ 富士通と共同で販路構築