日本のSIerがGoogleで揺れています。

　震源地は日本ではなく中国。Googleが中国本土での主要サービスを打ち切ったために、「中国でのITビジネスに悪影響が出るのでは」と不安を抱き始めたSIerが出てきているのです。

　「Google Apps」などのクラウドサービスをクラウド事業の一つとして位置付け、販売するSIerが増加しています。国内だけでなく、中国に進出した現地法人でもそのサービスを展開しようと考えています。「今回の件が、もし他のサービスにも悪影響を及ぼすようだと、戦略的に強化しているGoogleビジネスが水泡に帰してしまう…」。そう感じ始めたわけです。

　「考えすぎ」ともとれる見解ですが、数社が不安視しているのは事実。この分野では、マイクロソフトが攻勢をかけてきているだけに、勢力図に変化が表れる可能性が出てきました。（木村剛士）

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“Googleリスク”　日本のSIerから懸念の声　シェア変動の引き金にも