今日のひとことWeb版

中国ビジネス、まずは日系企業向けから

2010/04/13 15:26

 中国市場の成長は目覚ましいものがあります。日本企業は製造業を中心に、海外に販路を求め、中国をはじめとする新興国に進出。ITベンダ―も同様に、伸び悩む国内のIT市場を尻目に、海外事業の強化に乗り出しています。

 進出したITベンダーは、当面は日系企業を相手にする考えのようです。もちろん、中国でのさらなる市場拡大に向け、ゆくゆくは中国ローカル企業への製品・サービス提供を狙うわけですが。

 中国では、商談で振り回されることが少なくありません。某ベンダー幹部からは、「値引きではなく、いかに金を払わないかを考えている」という声まで聞こえてきます。結局は支払うそうですが、黒字倒産やキャッシュフローの不足など不測の事態も起こりえます。中国ローカルの代理店からIT機器を調達するにも、もしかすると不正コピー版のOSやOffice製品などが搭載されているかもしれません。記事では、そんな中国の実情にも触れています。

 中国ビジネスに、課題は少なくありません。しかし、そんな課題を少しずつ克服しながら、未来の成功に向け日本の企業は大陸を目指します。今が、その時なのです。(信澤健太)

【記事はこちら】
<中国市場レポート>日系企業向けで“巨大”中国市場が誕生
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.4.13」より
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