先日、オープンソースソフトウェアの業界団体「Open Embedded SoftwareFoundaton（OESF）」の中国での活動を統括する安徽開源軟件有限公司の中尾貴光社長にお会いする機会があり、お話を聞いてきました。

　OESFは、アジアを中心に、Open Handset Allianceのオープンソースプロジェクト「Android」をベースとした組込みシステムの開発などで情報共有、参加企業の製品の市場拡大を目指した団体だそうです。

　渦中の代物ではありますが、中国国内で流通している携帯やセットトップボックス、GPSなどさまざまな製品にすでに組み込まれているそうです。

　日本でも「Android」携帯が登場したほか、このOESFとJASA（組込みシステム技術協会）でAndroid技術者育成を目指した提携が発表されました。業界的に大きな動きにはなっていませんが、水面下では「Android」を情報家電に生かしていこうという動きも進んでいるようです。（鍋島蓉子）

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JASA、OESFと人材育成事業で提携、組込み技術者の育成強化へ