今日のひとことWeb版
「所有から利用」が顕著に
2010/03/03 15:26
一方、最近になって引き合いが多いのが「レガシーマイグレーション」。「コスト面を考慮してオープン化を図りたい」「いかに既存の資産を有効活用するか」ということをユーザー企業が考えているからだそうです。マイグレーションを主軸に置くSIerは、今まさに大きな案件を手に入れようとしています。
また、ITベンダーが新しいビジネスとして着手しようとしているのがクラウド・サービスです。「PaaS」や「SaaS」、「パブリック・クラウド」や「プライベート・クラウド」など各社によって異なりますが、製品を提供するというよりもサービスを提供することに重きを置いています。
ユーザー企業によるマイグレーションのニーズ、ITベンダーによるクラウド・ビジネスへの着手などを踏まえると、ITは「所有から利用」することが、ますます顕著になってきているということです。このようなことを考えると、「単に売る」ということが出がちなハードビジネスが厳しいというのも分かります。
(佐相彰彦)
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