大阪に本社を置き、FAXの送受信代行・入力サービスや自動音声応答(IVR)ソリューションなどを展開するプラクトン。通販の電話受注で生じるオーバーフロー分をIVRで対応することで、人件費を削減したり機会損失を防いだりすることができる。
通販のテレビ番組を見て、商品の問い合わせをするユーザーは中高年層が多い。健康食品・器具など、実際に氾濫している商品の多くは、財布に余裕がある中高年をターゲットに据えていることからもそのことが分かる。「中高年はFAXで申し込むことが多い」。加藤正之代表取締役は、こう指摘する。「FAXは枯れた技術」だが、需要は手堅いというわけだ。「これから5~10年はFAXソリューションは伸びる」。
同社はiPhoneの代理店として、モバイルソリューションにも目をつけてきた。「モバイルソリューションとFAXソリューションを融合できるようになる」と、新たな商機に期待を寄せている。(信澤健太)