大手ITベンダーのデータセンター（DC）設立計画が目立ちます。

　野村総合研究所にITホールディングス、富士通エフ・アイ・ピー、伊藤忠テクノソリューションズがその代表例。それぞれ数百億円を投じるつもりで、DCを活用したITサービス事業に力を入れるつもりです。

　次の成長エンジンとして、サービスビジネスに照準を合わせ、そのために必要なDCに積極投資する。その動きが顕著になってきました。

　キヤノンITソリューションズ（キヤノンITS）もそのなかの1社。独自DCの建設を視野にいれ、DCを使ったサービス事業を3年間で約3倍に押し上げようと目論んでいます。

　そこには、サービス事業のビジネスポテンシャルの高さという、プラス面と強化せざるをえない苦しい台所事情がありました。

（木村剛士）

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キヤノンITソリューションズ　サービスビジネス拡大へ