旅の蜃気楼
様変わりした高松でうどんを食す
2009/12/24 15:38
週刊BCN 2009年12月21日vol.1314掲載
▼この街は海から始まっている。まずは高松城がある。今は天守閣の石組みの復旧工事が進行中だ。海水を取り入れる城だから、お堀には鯛がいるらしい。城址には美しい庭園がある。玉藻公園という。その庭に趣のある「被雲閣」があって、訪れた日には「香川音美」が開催されていた。「第55回中・四国国立大学 連合演奏会・美術展覧会」だ。鳥取、島根、山口、岡山、広島、愛媛、徳島、高知の旧国立大学、そして開催担当校の香川大学の音楽、美術に関連する部活動の学生たちが1年間の成果を地域の人たちに披露する合同展覧会なのだ。絵画、写真、陶器、書道、邦楽、声楽、ギター、吹奏楽、オーケストラを部活動とする学生たちが12月12~13日に高松に集まり、若いエネルギーで明日の力を発散させていた。
▼高松といえば「讃岐うどん」だ。アーケードのある商店街を散策した。ぶっかけうどん、かけうどん、しょうゆうどん、かまあげうどん。4種類食べた。気に入ったのは、かけうどん。なんと100円なのだ。ちくわ揚げ、いなり寿司を追加して、350円ナリ。思わず、「安い、うまーい」。うどんの店は800軒ほどあるらしい。まだまだ通わないと食べ尽くせない。また高松に出かけよう。(BCN社長・奥田喜久男)
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