グループウェア市場で新展開です。

　NTTデータの地域子会社であるNTTデータ中国（広島市）は、自社データセンターでサイボウズの大規模向けグループウェア「ガルーン」のSaaS版を動作させ、SaaSで販売することを決めました。

　NTTデータ中国は、一部門で「ガルーン」をすでに自社導入。今後は、全社導入を検討するとともに、NTTデータグループ約20社に対して、既存グループウェアから「ガルーン」SaaS版への移行を提案していくつもりです。

　実現すれば、NTTデータ中国のビジネス拡大はもちろんですが、サイボウズは販売チャネルの拡充に加え、ビックユーザーを獲得することになります。

　「SaaSをチャネルを通じて大企業に売る」という新モデルが確立するか否か。その試金石になるはずです。

（木村剛士）

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NTTデータ中国、サイボウズ総研と業務提携、自社DCで「ガルーン SaaS」提供