行きつけの店
トライコーン 代表取締役社長 花戸俊介氏
2009/12/03 15:38
週刊BCN 2009年11月30日vol.1311掲載
囲炉裏端で目と舌を楽しませる
昼夜を問わず、大勢の人でにぎわう新宿・歌舞伎町。多くの飲食店が軒を連ねるこの場所で、知る人ぞ知る炉ばた焼の店が「牛のよたれ」だ。店の目玉は囲炉裏。13人が座れば満席という囲炉裏端は、焼き方が目の前で魚や肉を楢炭(ならすみ)で炙るのを眺めることができ、目と舌で味を楽しめる。花戸社長も必ず囲炉裏端の席に座るそうだ。
お奨めは、「よたれコース」(4500円)。そのなかの一品である焼き魚は旬の素材を使い、夏は鮎や岩魚といった川魚、冬には長崎産の鯵や茨城産の鰯、宮城産の牡蠣など海の幸が登場する。「毎回、普段はめったに自分の家で食べることがない魚が出てくるので、それが楽しみ」と、花戸社長は満足げだ。ほかにも手づくりの「よたれ味噌」を使った自家製つくねの「よたれ」(600円)や焼きおにぎり(400円)も美味しいとか。
この店を知ったのは取引先のデータセンターの社長に教えてもらったのがきっかけ。「お母さんのような感じ」の女将さんの人柄にも惹かれて通い始め、花戸社長にとって「初めてできた行きつけの店」になる。
花戸社長は取引先や友人などの交流や親交で、囲炉裏の火を前にして「暖まりたい」と思った時にこの店を使っている。その際はビジネスの話は一切なし。招待した人たちとともに、焼きたての料理に舌鼓を打っているという。
新宿区歌舞伎町2−37−2鈴木ビル3F
03−3209−7204
- 1