立ち話

日本ユニシス 角泰志 常務執行役員ICTサービス部門長

2009/10/22 15:38

週刊BCN 2009年10月19日vol.1305掲載

 「商材としてのハードウェアやソフトウェアをもっていないから、失うものがない」。日本ユニシスの角泰志・常務執行役員ICTサービス部門長は、クラウドビジネスを躊躇なく展開していける点が自社の強みだと話す。すでに3年前からハードウェア中心では収益が伸びないと判断し、クラウドには目をつけていたという。

 「安定収益が見込め、世の中に広がるのがクラウドをベースにしたiDCのサービスとSaaSのビジネス」と大きな期待を寄せる。「クラウドの話題は非常に多くなった。注目度は抜群に高い」と確かなビジネスチャンスを感じている。

 「先進ユーザーはすでに仮想化、統合化は実現している。問題は運用だ。自動化をしていかないと、コスト削減は図れない。そこにわれわれが挑戦していく」と強調。営業活動を積極的に展開して新規開拓や既存顧客にアピールし、クラウドの魅力を広めていく方針を示した。(信澤健太)
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