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<ニュースその後を検証>ソフトバンクBB 中堅・中小企業に照準
2009/10/07 15:38
週刊BCN 2009年10月05日vol.1303掲載
大手ディストリビュータの一角を占めるソフトバンクBB。現在、同社の主力領域は、法人向けでは中堅・中小企業(SMB)である。とはいえ、SMBに注力し始めたのは、そう新しいことではない。
「週刊BCN」(2004年7月26日号)では、同社が第一弾としてサイボウズのグループウェア「サイボウズOffice6」を中心にSMBへ市場を伸ばすことを特報した。同社はここから、2001年に開始し定着させてきた安価なブロードバンドを利用したSMB向け流通網を築いたのだ。
当時の役員はSMBの市場性をこう語っていた。「SMBは潜在需要が眠っている。IT投資額が少ないなかで、何を求めていて、どんな商材を提案するのがベストか、いままで不明確だった」。
そこで、当時も流行していたサイボウズ製品のほか、セキュリティや安価なサーバー製品などを大量に仕入れて2次店へ流し、有力販社に対しては営業支援も施した。サイボウズ製品だけで前年実績の倍の販売目標を立てていた。
今では、SaaS型製品の流通でも競合他社に先行。ブロードバンド、モバイル環境、流通卸の強みを生かし、新しい流通卸の形を築こうとしている。(谷畑良胤)
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