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<ニュースのその後を検証>マイクロソフト 「10トントレーラーで日本縦断」
2009/09/17 15:38
週刊BCN 2009年09月14日vol.1300掲載
マイクロソフトは、昨年3月から遡ること1年4か月間にわたり、パソコンや同社製品を積んだトラックで全国巡回する「IT経営キャラバン隊」を実施した。この“トラック隊”の巡回は、これが2回目。週刊BCN(2002年9月23日号)は、第一回目となった「マイクロソフトIT体験キャラバン」で中小企業開拓を行う新規事業を開始することを報じた。
この手の話題は、他紙が注目していないこともあって、当時の担当部長への直接取材で難なく特ダネを得ることができた。担当部長は、「マイクロソフトの認知度が予想以上に低く、ブランドが通用しなかった」ことをキャラバンを組織した理由としていた。 Windows95、同98で一世を風靡したマイクロソフト。実際、オフィス製品などが企業のソフトウェアとして急速に導入が進んだことは、誰もが知るところだ。
しかし、第一回目のキャラバンの狙いは、オフィス製品の普及もさることながら、サーバー製品、特に「Small Business Server(SBS)」を「IT推進全国会」にどんどん売ってもらうための認知度向上策だったことは意外と知られていない。(谷畑良胤)
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