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<ニュースその後を検証>日立製作所 「ボクサー」立ち上げへ
2009/07/20 15:38
週刊BCN 2009年07月20日vol.1293掲載
日立製作所のBlog・SNSなどを統合した現在のイントラブログソフトウェア「BOXERBLOG」。IT業界での認知度は高い。同社の「社内ベンチャー第1号」として、2001年に当時在籍の小川浩氏(現・モディファイCEO)が立ち上げた製品の進化版だ。週刊BCN(2001年12月24日号)では、同社が「コラボレーションウェア」という呼称で、BOXERを立ち上げる前に取材し、特報として伝えた。
当時、情報共有ツールとしてはIBMの「Notes」などグループウェアが主流だった。そこに世界で流行の兆しのあったBlogとSNS的な最新機能を搭載し、ASPサービスとして提供した。“お堅いイメージ”のあった同社に新風を吹き込む記事は、話題となった。
当時の小川氏は、「03年までに100億円の売り上げを見込む」と、本紙に語った。ただ、その後の道は険しく、新機軸のツールでユーザー企業側の活用方法が不透明だったこともあり苦戦した。
だが、いまやBOXERは、同社Webサービスの中核ツールになり、業界でも法人向けツールとして地位を確立。一方、小川氏はWeb2.0技術の支援で名を馳せるまでになっている。(谷畑良胤)
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