「TASPO」の登場で一般的になった成人識別装置搭載の自動販売機。最近では、ICカードではなく、人の「顔」で年齢を識別する顔認証モデルが街に増えてきた。利用者の目や口の配置、骨格などで年代層を導き出し、成人か否かを判断する。自販機メーカーのフジタカは、2007年に顔認証装置付きモデルを商品化、すでに全国で200台以上を設置したという。日本自動販売機工業会の調べによると、国内の全自動販売機台数は約550万台。そのうち、酒類の自動販売機が8万5000台程度で、たばこが62万5000台ほどという。ICカードで識別する方法に比べ、カードを携帯しなくていいので、利便性が高い。