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<ニュースその後を検証>ラオックス ザ・コンピュータ館でSBS2003発売

2009/01/26 15:38

週刊BCN 2009年01月26日vol.1269掲載

●2004年2月16日 vol.1027 11面にて報道

 製品を熟知した店員による「説明型」の販売で玄人受けしていた東京・秋葉原の家電量販店ラオックス「ザ・コンピュータ館」(07年9月に閉店)。週刊BCN(2004年2月16日号)では、マイクロソフトの中小企業向けサーバー製品「Windows Small Business Server(SBS)」が同店で発売になり、現場取材で「個人経営者が多く来店した」と伝えた。

 前号(1月19日号)で報道した通り、SBSの販売はマイクロソフトにとって「トラウマ」となるほどの失敗の連続。5年前の当時は、マイケル・ローディング氏が社長に就任して約半年。海外では爆発的に売れた「SBS」は日本市場で売れず、同社長にとっても最大の課題だった。

 その発売初日、同店は「スペシャルウィーク」と銘打ち技術情報に精通した専門コンサルタントを配し、大量販売に備えた。それから5年が経つ。つい最近、同2008版が発売されたが、ここまで手の込んだ拡販をする量販店は見受けられなかった。

 当時の同店には業務ソフトのコーナーがあり、それを買い求める個人経営者などで大賑わい。来店者に「SBS」が説明され、「まずまずの立ち上がり」と記事は伝えている。店頭でのソフトの販売が縮小する今とは、隔世の感がある。(谷畑良胤)
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