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<ニュースその後を検証>大塚商会 2002年、「New Web戦略」始動 リアルとバーチャルの融合へ
2009/01/19 15:38
週刊BCN 2009年01月19日vol.1268掲載
現在の大塚商会は「ソリューションプロバイダ」の色を濃くするが、1980年代まで「事務機ディーラー」としてIT業界内に君臨していた。週刊BCN(2002年1月7日号)では01年8月に前社長から引き継ぎ新社長に就任したばかりの大塚裕司・現社長が「『New Web戦略』を始動する」と、いまの事業に通じる新しい方向性として伝えた。
同戦略は、同社や顧客を含めて、生き残りを図るための「ローコスト経営」を実現するうえで「Webを活用したソリューションが必須」(同)と、リアルビジネスとWebを有機的に結びつけ融合するという方針を示している。
この報道の前年(01年9月)には、ソフトバンクの低額ADSLサービス「Yahoo!BB」が開始され、インターネット時代が幕を開いた。ISDNや電話回線で高額の支払いを強いられていたユーザーが解放された年。その翌年に同社は早くも「Web事業」を法人向けで掲げていたのだ。
この記事で大塚社長は「今後5年、10年を方向づける。ただ、いまは手の内を明かさない」と、詳細は語っていないが、いま思えばネット通販の「たのめーる」拡大などが視野に入っていたのだろう。(谷畑良胤)
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