立ち話
日立情報システムズ 原 巖社長
2008/11/10 15:38
週刊BCN 2008年11月10日vol.1259掲載
中間期決算では、大手SIerが相次いで通期見通しを下方修正。不況の波は、大手に比べて経営基盤が弱い中堅・中小企業から順番に呑み込んでいくと一般的に考えられているが、SI業界では少し状況が違うようだ。
中間期の業績を見る限りでは、証券業やメガバンクの基幹システム統合案件など、大型プロジェクトへの依存度が高いSIerほど業績へのマイナス影響が顕著。日立情報システムズの主戦場である中堅・中小企業層では、「まだ具体的な影響が見えない」。合理的な理由もないのに下方修正するわけにもいかず、通期見通しは「とりあえず据え置く」ことに。不況の空気に流されないよう、「足下をしっかり固めていきたい」と、気を引き締める。
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