北斗七星
北斗七星 2008年7月14日付 Vol.1243
2008/07/14 15:38
週刊BCN 2008年07月14日vol.1243掲載
▼報道によると、「洞爺湖サミット」の国際メディアセンターに「雪冷却システム」が置かれたそうだ。これを応用してDCの施設冷房などに利用する。同じような仕組みは、すでに北海道にある。札幌市山口斎場では地下に貯雪庫を設置、火を使うため熱せられる施設全体を冷却し、冷房コストの約4割を賄っている。富士通やリコーなども研究会を立ち上げ、雪冷却を現実のものとする。
▼IT機器メーカーは、あの手この手で機器に「環境対策」を施し始めた。熱量を多く発するプリンタでは、低熱で転写可能な「重合トナー」を開発し、将来的に官公庁や自治体の入札条件になる時期がくることに備える。IT業界では「グリーンIT」と称して「環境対策」を売り文句にし始めた。ただ、実際に企業に売り込む際に「環境」が武器になるかというと現実はそれほど甘くはない。むしろ、省エネによる電力などの「コスト低減効果」などを数値化し、提案すべきだと考える。
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