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景気が悪いと女性に人気?

2008/01/28 15:37

週刊BCN 2008年01月28日vol.1220掲載

 「人材不足」とか「人手不足」――。システム開発会社に取材すると何回かに1回はこのフレーズを聞く。

 以前は就職志望先のランキングでもそこそこの位置にあったIT業界。だが、今は3K(きつい、厳しい、帰れない)に加え「給料が安い」ため「結婚できない」など、「K」の数はどんどん増え、「5K」やら「7K」とさえいわれている状況で、ランキングも下位に位置している。「モノづくり」に携わりたい、との希望を抱きIT業界に飛び込んでみたものの、実際はこうした現実に苦悩している若手社員の声も聞こえてくる。

 各社はこの状況を打開すべく、「少しでも夢を持ってもらえるような業界にしたい」とさまざまな人事施策を打っているところだ。

 景気が上向き、IT投資自体も拡大傾向にあり、業界はおおむね好調に推移するとの見方が強い。こうした追い風を生かしていくためにも人材は増やしていきたいところだろう。

 しかし、実は景気がいい時にはIT業界(特にシステム開発)を志望せず、悪い時に志望してくる、そんな学生がいるという。

 それが「女性」だそうだ。「なぜか景気が悪くなると女性が採用試験を受ける割合が高くなる」と、ある開発会社の社長は実感を交えて話す。

 女性は「就職」に貪欲であることの現れなのだろうか。(環)
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