立ち話

ターボリナックス 矢野広一社長

2007/11/19 19:47

週刊BCN 2007年11月19日vol.1212掲載

 ターボリナックスは10月下旬、米マイクロソフトとの戦略的な提携を発表した。WindowsとLinux間のサーバーおよびクライアントOSの相互運用性向上が主な目的。情報システムには、WindowsとLinuxが混在するのが当たり前の時代、ライバル同士でも手を組む時代になったことを印象づけた。

 矢野広一社長は、従来の製品発表会で「独占の弊害を壊したい」と発言し、クライアント分野でマイクロソフトに対しライバル意識をむき出しにした。それだけに、今回の提携はクライアントOSへの方針転換を感じさせた。

 しかし、矢野社長は真っ向からこれを否定する。「来年発表するクライアントOSの新版は、当社の独自性がもっと詰まったLinux。PCでもLinuxの優位性を示したいという気持ちは変わらない」と説明。クライアントOSに対しての思いの強さを改めて示していた。
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