立ち話

マカフィー 川崎信也副社長

2007/09/24 19:47

週刊BCN 2007年09月24日vol.1204掲載

 セキュリティベンダーのマカフィーは、年率15-25%という高い成長率を維持するため、日本法人の経営体制を拡充した。8月には新しく、営業、顧客、マーケティング、SE、サポートサービスの責任者として川崎信也氏が副社長に就任した。より一層ローカルにフォーカスするため、経営権、意思決定権の移管を進めていくとのことだ。

 同社では「McAfee SRM(Security Risk management)」製品であるDLP、IPS、ゲートウェイをコア製品に位置づけ、拡販するため、営業、マーケティング、サポート体制をそれぞれ拡充する。営業体制では「大企業に対して直接製品を説明するビジネス開発部門を創設する」考え。ここでは「ソリューションをまだ使っていない顧客に対して、パートナーとともに出向き説明する」など、よりパートナーとの連携を密接にするという。

 また、今年秋頃から、「マカフィー・セキュリティコンサルテーション(仮)」というサービスを展開する。「コンサルティング会社などと協業し、企業内コンプライアンスやJ─SOX法関連で提供していきたい」としている。

 新しく設置された副社長ポストでの川崎氏の手腕が試されることになる。
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