立ち話

インフォテリア 平野洋一郎社長

2007/07/16 19:47

週刊BCN 2007年07月16日vol.1195掲載

 XMLソフトメーカーのインフォテリアが今年6月22日に東証マザーズに上場した。1998年9月の設立から8年が経過しての実現だ。「XML専業でビジネスを手がけていこうと設立し、今日までやってきた。非常に嬉しい」と、上場記念パーティで語ったのは平野洋一郎社長。「私自身は、今年でソフト開発人生が25年となる。『幸せの連鎖』をコンセプトに、みんながハッピーになれる環境づくりを推し進めてきた。上場できたのは、当社の力だけではない。パートナー企業やユーザー企業などの協力があったからこそ」と強調する。

 インフォテリアの上場を、“本物の上場”と評価する声が多い。ベンチャー企業が売却目的で上場するというケースがある一方で、インフォテリアはXML特化のベンチャー企業として他社には真似できないXMLソフトを武器に上場を果たしたからだ。

 「上場はゴールではなくスタート」と噛み締めている。次の目標は、海外事業の本格化という。「当社製品をワールドワイドに浸透させたい」。世界のソフト市場は、欧米を中心にした海外製品が多く出回っている状況。海外製品に負けない日本発のXMLソフトとして、世界に広がることを期待したい。
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