Letters from the World
LCD急騰が安価PCを直撃
2007/07/02 15:37
週刊BCN 2007年07月02日vol.1193掲載
今年の4月時点では中国企業がオファーするデジタルフォトフレームは、動画再生などができるもので45ドルあたりまで下がったが、今では再び60ドル以上に値上がりしている。
AUO、CMO、Innoluxなど台湾大手メーカーのLCDパネルの大口価格は6月に入ってからアナログタイプで30ドル台の前半、デジタルタイプは60ドル近くにまで上昇。納期も新規発注は4-6か月待たされる状況だ。
もうひとつの理由は、OLPC(One Laptop Per Child=100ドルパソコン) の標準仕様がやはり7インチサイズのLCDを使っていることにある。
OLPCは台湾の大手ノートパソコンメーカーのQuantaのものが有名だが、小規模メーカーもフラッシュブートのLinux OSをのせたノートパソコンを100ドル前後でオファーを開始している。この値上がり状態からいくと、今後は「100ドルパソコン」と呼べるかどうか怪しくなるかもしれない。(台北発:アコードインターナショナル 原 真)
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