BCN FORUM
社内で言葉が通じない
2007/05/07 15:37
週刊BCN 2007年05月07日vol.1185掲載
というのも、これまではコンピュータとネットワークを全く切り離したビジネスとして手がけていたからだ。確かに、コンピュータのシステム構築とネットワークのシステム構築はノウハウが異なる。しかも、専門用語が違ったり、同じ略語でも違う意味を持つものもある。一例をあげれば「AP」。コンピュータの担当者は「アプリケーション」の略と捉えるのが普通だろう。しかし、ネットワーク側では「アクセスポイント」と理解することになる。「APを切り口に融合ソリューションを模索する」というテーマで社内会議を開催したら、一体どうなるだろうか。そんなことから、コンピュータとネットワークの各担当者の間で認識の差異が生じることになるわけだ。
また、“文化の違い”もある。コンピュータ関連ベンダーとネットワーク関連ベンダーが統合したケースでは統合後しばらくの間、それぞれの社員が「雰囲気が違う」と実感するそうだ。
“ITとNWの融合”。実現に向けて真っ先に行わなければならないのは、社内の認識についての調整ということになる。(真)
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