セールスフォース・ドットコムがネットオークション管理サービス「セールスフォース・フォー・オークション」を開始した。

　同サービスは、ヤフーの「ヤフー・オークション」の利用者向けに提供するもの。ユーザーは、取引相手先別や商品別にオークション活動の進捗を管理できるほか、落札後の発送から入金までの取引スケジュール管理、出品金額や落札金額などをベースにしたレポート作成が行える。取引相手先別に履歴の保存が可能なメールも送信できる。価格は、月額210円で3か月単位の契約となる。

　タイミングのよい出品や手頃な価格での落札はネットオークションの醍醐味。そういった点では、同サービスの進捗管理機能やレポート機能は重要な役割を果たす。しかも、発送や入金のスケジュール管理を行えば、問題として浮上している手違いなどによるトラブルを防止できるといえよう。

　同社にとっては個人向けサービスの第一弾。9月1日から無料の試験サービスを行ったところ、4000ユーザーが利用したことから、本格的なサービスに踏み切ったそうだ。

　データを活用して戦略を立てなければ、ネットオークションで出品商品を売ることや、自分に最適な商品も落札できない時代に突入したということか。