BCN FORUM
成熟市場に切り込む
2005/12/05 15:27
週刊BCN 2005年12月05日vol.1116掲載
新宅正明社長は、「大企業向けのERPは、顧客の投資が激減している。(情報システムの)ライフサイクルコストを大幅に下げられるメリットを提案する」と、成熟期に入った大企業の情報システム需要に切り込んでいく考えで、そのための専門組織も12月1日付で設置した。
大企業の情報システムといえばカスタマイズの塊というのが通り相場。同じERPを使う企業の合併の際も、フタをあけてみたら全然違うシステムになっていたという話もある。「カスタマイズを抑えることでコストダウンできる。そこを訴えて導入意欲をあおっていく。(大企業の需要開拓が)オラクルの浮沈にかかわる」と新戦略にかける意気込みは激しい。
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