Letters from the World
ウェブ2.0とゲイツ・メモ
2005/11/21 15:37
週刊BCN 2005年11月21日vol.1114掲載
ゲイツ氏の言葉を待つまでもなく、最近は猫も杓子もウェブ2.0だ。ネット熱が盛り返し、サンフランシスコで先月開かれたウェブ2.0会議では、30万円弱の入場券が完売した。
ウェブ2.0はティム・オライリー氏が提唱するウェブの新潮流。ウェブ1.0が消費者向けコンテンツの集合体に過ぎなかったのに対して、ウェブ2.0はユーザー参加型サービスがメインとなる。代表例はグーグルのページランク、アマゾンの書評&推薦、先ごろヤフーが買収した写真共有APIのフリッカー(Flickr)だ。「巨大なオープンソース事業とも言うべき」(オライリー氏)特性をもつ。
ウェブ2.0会議で話題騒然のZimbra社のメール用プラットフォームもエクスチェンジの対抗馬と騒がれるなど、小粒な新企業群が脚光を浴びている。
健全な競争が戻ったのは何よりだろう。(米シアトル発)
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