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シンクパッド、デザイン一新

2005/10/17 15:27

週刊BCN 2005年10月17日vol.1109掲載

 レノボ・ジャパンがノートパソコン「シンクパッド」の新モデル「Z」シリーズを発売した。日本アイ・ビー・エム(日本IBM)からレノボ・ジャパンに変わってから、タブレットPCに次ぐ第2弾の製品だ。これまでのデザインを一新するなど戦略的な製品と位置づけている。

 ワイド液晶やキーボードデザインの変更に加えて、IBM時代のブラックの衣装を脱ぎ捨ててトップカバーにチタニウムのシルバーも採用した。シンクパッドの研究・開発を担当する内藤在正副社長は、「既存のモデルを踏襲することが必ずしも良いとは限らない。そのため、デザイン面のコンセプトを変更した」とアピールするほど、開発に力を入れたという。

 気になるのは、キーボードのデザイン。これまでのシンクパッドになかった「ウィンドウズキー」を搭載しているのだ。IBM時代は、特別にウィンドウズOS搭載をアピールしていなかった。“戦略的な製品”という意味で、脱ぎ捨てたのは、これまでの色やデザインだけでなくIBMのLinux戦略、というのは深読みのしすぎだろうか。
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