しゅりのステップアップゴルフ

<しゅりのステップアップゴルフ>18.【アプローチ編その4】バンカーからの距離が合わない

2005/05/02 15:26

週刊BCN 2005年05月02日vol.1087掲載

【Q】バンカーショットでなかなか距離が合いません。大きくホームランしたり、小さすぎてバンカーから出なかったりします。

 アプローチショットやバンカーショットで距離感が合わず、グリーン上を行ったり来たりする人も多いのではないでしょうか。次のことにチェックして距離感を養ってください。



【1】ボールの落としどころを決める

 多くのゴルファーが、ピンを目標にしてピンの根元にボールを落とすという錯覚をしているようです。そうすると、そのままグリーンオーバーしてしまいます。また、途中でスイングが大きすぎると思ってインパクトで止めると全く飛ばず、バンカーから出ない、ということが起こりがちです。

 まず、ボールの落としどころを決めましょう。キャリーとランの割合をよく考えて下さい。芝の速さや傾斜にもよるので、一概には言えませんが、大体、自分のボールとピンの真ん中、つまり、半分の距離を目標に打つようにイメージをして下さい。トーナメントプロのようなバックスピンは非常に難しいので、ピンをデッドに狙わずになるべく手前に落としどころを設定しましょう(図1)。



【2】打つ前にバックスイングの大きさを決めて、振り子のイメージで

 距離感の悪さで悩むのは、ただ単に適当にバックスイングを上げて、なんとなく打っているのが原因です。ボールの落としどころを決めたら、今度はその落としどころに合わせて、バックスイングの大きさを決めましょう。そして、そのバックスイングと同じくらいのフォローを取るように心掛けます。

 例えば、バックスイングで手の位置が右膝だったら、フォローは左膝まで、右の腰だったら左腰までなど、バックスイングとフォローがほぼ同じような大きさにするとスイングが安定します。距離によって、その振り幅を変えましょう(図2)。決して、ピンが近いからそっと打つ、遠いから力を入れて打つのではありません。小さいスイングでも大きいスイングでもいつも同じリズム、同じ力の入れ方で打つことをお忘れなく。



 それでは、GOOD GOLFING!
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