しゅりのステップアップゴルフ
<しゅりのステップアップゴルフ>17.【アプローチ編その3】バンカーから出ない
2005/04/25 15:26
週刊BCN 2005年04月25日vol.1086掲載
かなりのゴルファー、特に初心者ゴルファーにバンカー恐怖症の方が多いようです。よくバンカーレッスンの際に、特に女性の方から「そんなに軽く打って出るんですか」と驚きのコメントがでます。なんでも、男性のゴルファーから「砂を思いっ切り叩け!」と言われるとか。ぜひ下記のような打ち方を試してみてください。

砂を思い切り叩こうとするために、グリップをぎゅーと握り、肩をいからせて、腕をピンピンに張って構える方がどれだけ多いかに驚かされます。このままでバックスイングすると、力が入っているだけにすぐにクラブヘッドが落ちてしまい、ボールの手前を大きくダフってしまいます。グリップはあまりきつく持たず、腕は緩めて曲がるくらいに構え、ややオープンスタンスで、ゆったりとセットアップしましょう(図1)。
ここで気をつける点はボールの位置。オープンスタンスにすると、ボールが右足寄りになってしまうので、ボールは必ず左足寄りに置くこと。ボールを右足寄りにしたままではせっかくのサンドウェッジのロフトがクローズしてしまうので、ボールが上がりにくくなります。
【2】フォローを取り、フィニッシュまで振りぬく
ボールを打とうとする意識があると、力が入ってしまい、バックスイングからインパクトにかけて、腕が伸びてしまいます。そうなると、インパクトの前でダフるか、インパクトでスイングが止まってしまいます。インパクト時には両肘を少し曲げて、インパクト後は両手全体を上に高く上げて下さい(図2)。そうするば、フィニッシュまで軽く振り切れること間違いなし。フィニッシュまで、クラブフェースの上にボールと砂が乗っているイメージでフォローが取れれば、全然力を入れなくてもバンカーから脱出できるはずです。

それでは、GOOD GOLFING!
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