【Q】ランニングアプローチは高く上げるチップショットより簡単だと言われます。しかし、具体的に理解していないので、その説明と打ち方を教えて下さい。

　簡単に言うと、ランニングアプローチはボールを高く上げる部分よりも転がる距離の方が長いアプローチショットのことです。イメージ的にはパターの感覚で打てるので、比較的簡単なアプローチショットと言えます。

　クラブは、ピッチングウェッジ、9番アイアン、8番アイアン、7番アイアンくらいまでを使いましょう。ボールを低く出して転がすショットなので、バンカー越えなどのショットには向いていません。図1のように、ボールやピンの位置で状況判断をして下さい。




【1】ボールの位置とグリップ

　ランニングアプローチではボールを低く出して転がすので、ボールの位置は大変重要なポイントです。ボールは真ん中から右足寄りに置きます。ボールを左足寄りに置いてしまうとダフる可能性が多くなりますので気をつけましょう。そして、緩めのグリップで振り切りましょう。



【2】ハンドファーストの構え

　ボールを低く打ち出すために、ボールの位置が右足寄りにありますから、ハンドファースト、つまりクラブよりも手の方が前方に出ているようなアドレスになります（図2）。そして、左手首を比較的まっすぐにして構え、そのまま打ち出して下さい。



【3】振り子のイメージ

　ランニングアプローチは、パターと同じようにストロークで転がしたいので、フォローは左右対称で大きくゆったり取ります。ただ、パターと同じ距離感覚で打ってしまうとショートすることが多いので、ボールが高く上がる分、やや大き目に打ちます。



　それでは、GOOD GOLFING！