しゅりのステップアップゴルフ
<しゅりのステップアップゴルフ>15.【アプローチ編その1】高くソフトなボールを打ちたい
2005/04/11 15:26
週刊BCN 2005年04月11日vol.1084掲載
私は生徒さんにいつも「アプローチがゴルフのなかで一番簡単なショット」と話しています。しかし、みなさん、高くソフトに上がるボールを打つのに、とてもてこずっているようで、「一番簡単」と言われてびっくりする方が多いようです。下記の点に注意して、一番簡単なショットをマスターしてください。
【1】リラックスしたアドレス
アプローチは遠くに飛ばすよりも、まずは高く上げることが先決です。ですから、ガチガチに力が入ったアドレスは禁物。腕は緩めて曲げ、クラブの握り方も緩めに、手首が左右上下にスムーズに動くように構えましょう(図1)。
また、小さいスイングになりますから、足のスタンスの幅も狭くして、ボールに近づきます。グリップも短く握ると、コントロールがしやすくなります。
【2】ボールの位置
高くソフトなボールを打つためには、ボールの位置が重要なポイントです。高く上げる場合は左足寄りにボールを置きましょう。右足寄りに置くとクラブのロフト(角度)がクローズしてしまうので、ボールが高く上がりにくくなります。
【3】ボールを上げようとするイメージを一掃
サンドウェッジ、アプローチウェッジやピッチングウェッジはクラブのなかでも一番ロフト(クラブの角度)が開いているクラブです。ですから、そのままのロフトで打てばボールが高く上がるはずですから、下手にボールを高く上げようとか、フェースを開くことはしないで下さい。特に女性の場合は、フェースを開くと距離が出なくなりますので気をつけましょう。フィニッシュでは、ボールを掬い上げるよりもフェースの上にまだボールが乗っかっているイメージです。
【4】体重移動と体の回転を気にして、振りぬくこと
いくら小さいスイングだからと言って、手や腕だけでボールを上げようとすると、必ずミスショットにつながります。必ず、右脇、右肘の右サイド全体を回して、右手の形を崩さずに振りぬきましょう(図2)。
それでは、GOOD GOLFING!
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