北斗七星
北斗七星 2005年1月3日付 Vol.1070
2005/01/03 15:38
週刊BCN 2005年01月03日vol.1070掲載
▼つくば市にある気象庁気象研究所は、海洋科学技術センター・地球シミュレータセンター(横浜市)にあるスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使って、長期の地球温暖化のシミュレーションを行っている。担当者によれば、「地球全体を細かなメッシュで分けて、詳細なシミュレーションが行える」のだとか。ただ、「暖冬」が果たして地球温暖化の影響と言えるのか、年毎の小さな変化なのかまでは判断できないという。しかし、確実に地球温暖化は進んでいる。
▼家庭用燃料電池、ハイブリッドカーなど、温室効果ガス排出抑制のための応用技術が定着している。ITベンダー各社も環境対策には熱心だ。プラズマテレビ、液晶テレビなどもリサイクル率向上、低消費電力化を実現した。パソコンへの燃料電池搭載なども具体化しそうである。環境を巡るイノベーションは着実に進んでいる。そうした技術が定着すれば、特別な意識が薄れてくるのは当たり前だが、京都議定書が発効する今年、改めて環境への意識を高めたい。
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