旅-経営者の目線-

<旅-経営者の目線->53.カナダの旅-(1)ナイアガラ

2004/04/05 15:27

週刊BCN 2004年04月05日vol.1034掲載

 カナダへは3回旅行した。1回目は1986年の会社役員会、2回目は91年のリコーさんのご招待、そして3回目は97年の家族旅行である。3回ともカナディアン・ロッキー観光が主体で、それに西海岸のバンクーバーと東部のナイアガラを1回ずつ別に追加した。記事の重複を避けるために、年月の前後を問わないで東から西へ大陸を横断する形式で文章をまとめた。

 97年9月7日午後4時成田を発ち、日付変更線を越えて同日午後3時にトロントに着陸、車でナイアガラに向かい、滝口を間近に見るシェラトンフォールズホテルに着く。眼下に拡がるナイアガラ川の滝口は、滝壺から立昇る大量の水煙りに覆われて、その一部が見えるだけであった。

 ここは年間1000万人もの観光客が訪れるという。翌朝観光ポイントの岩壁から滝を眺め、耳を聾する轟音と、落下する膨大な水量にただただ圧倒された。遊覧船“霧の乙女号”に乗り、滝のすぐ近くまで行く。轟音と、目も開けられない水しぶきでびしょ濡れになり、楽しむというよりも、滝に巻き込まれそうで空恐ろしかった。滝壺から流れ出す大量の水は急流となって川を下るが、その水が美しく澄んでいるのに感動。

 滝のすぐ北に、落ち着いたリゾート地、ナイアガラ・オン・ザ・レイクがある。その街の中心の美しい“クイーン通り”には、1922年から時を刻んでいる有名な時計台があり、おしゃれな店や飲食店が並んでいた。暫くその辺りを散策し、ウィンドウショッピングを楽しんだ。
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