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火を噴く過熱ぶり

2004/01/05 15:27

週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載

 今年で15回目となる「全日本ロボット相撲全国大会」(3Kg級)が、東京・両国の国技館で昨年12月21日に開かれた。

 全国の予選を勝ち抜いた128台のロボットのうち、優勝したのはラジコン部門が四日市中央工業高等学校の「風刃」、自立型ロボット部門がロボット相撲愛好会の「TMR-T6」。

 それぞれ賞金100万円と文部科学大臣杯を手にした。

 自立型はロボットみずからの判断で戦うのに対し、ラジコン型は操縦者の腕が勝負を左右する。

 ロボット力士のなかには、肉弾戦の末に火を噴くものもあり、これを見た河村建夫・文部科学大臣も思わず「熱い戦いだ」と感嘆していた。

 ロボットの重量は3Kgと軽いものの、強力な磁石の力で鉄製の土俵に貼り付きながら戦う。このため実際の重量以上の力をぶつけ合うことになる。主催の富士ソフトABC・野澤宏会長は、「迫力ある試合を楽しめた」と満足そうだった。
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