北斗七星
北斗七星 2003年7月29日付 Vol.1000
2003/07/28 15:38
週刊BCN 2003年07月28日vol.1000掲載
パソコンの国内出荷台数が100万台を超えたのは84年(120万台)、200万台を超えたのは93年(238万台)で、100万台の上積みを図るのに9年かかった。この間、90-92年は第1次踊り場といわれた停滞期を経験しているが、93年からのパコンの伸びはめざましい。日本は92年にバブルが崩壊。失われた10年と呼ばれるようになった長い不況に突入していったが、不況の影響を受けたのは汎用コンピュータやオフコンだった。ダウンサイジングのかけ声に乗って、パソコンはオフィス需要をつかむとともに、95年に登場したウィンドウズ95によって家庭内個人の需要もつかみ、成長は加速。96年の出荷台数は754万台に達した。
第2次踊り場は、97-98年に経験しているが、インターネットブームの到来で家庭需要が爆発。00年には1210万台を出荷した。いまは、第3次踊り場の渦中にあり、まだ出口は見えていないが、こうやって22年を振り返ってみると、まさに有為転変という言葉がぴったりだ。その転変はさらに振幅を大きくしながら、めまぐるしい変化を続けていくことであろう。
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