北斗七星
北斗七星 2003年4月21日付 Vol.987
2003/04/21 15:38
週刊BCN 2003年04月21日vol.987掲載
▼4月7日は鉄腕アトムの誕生日だそうである。この日を記念して、さまざまなイベントが開催された。ソニーのアイボやホンダのアシモが人気を博しているのは周知の通り。SFや夢物語ではなく、まさに21世紀はロボットの時代かもしれない。しかし、私たちは、科学技術とどうつきあっていくのかを模索中である。今回のイラク戦争では、精密誘導爆弾など、最新のテクノロジーを応用した兵器が使われた。私たちは科学技術とどう間合い﨟をとっていくのか。
▼天馬博士は、失った息子が忘れられず、ロボットを作った。なんといじらしく、切ない話だ。彼は息子を一時も忘れられず、常にそばにいてほしかったのだ。「人間的な、あまりに人間的な」科学者。天馬博士はアトムをかわいがる。しかし、アトムは所詮ロボット。成長はしない。天馬博士の心の闇と苦悩。そして…。大きくならないアトムに怒りを覚えた天馬博士は、アトムをロボットサーカスに売り飛ばしてしまう…。
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