BCN FORUM
地味な日立がイメチェン
2003/04/14 15:27
週刊BCN 2003年04月14日vol.986掲載
会場内中央にプラズマテレビ「Wooo」やパソコン「Prius」、DVDレコーダーやビデオカメラなど、同社のコンシューマ向け製品が多数展示されていたのだ。AV(音響・映像)系大手ではよく見かける光景だが、“地味”さで1、2位を争っていた日立の懇親会にしては、かなり思い切った試みだ。
岡本健・ユビキタスプラットフォームグループ事業統括本部広報渉外部担当部長によると、「過去にプラズマテレビを展示したことはあるが、自社製品の展示はその1回だけ。懇親会で製品を多数展示したのは初めて」と説明する。
また、「日立には『こんな製品がある。こんな技術がある』というイメージを改めて印象づけたかった」と続ける。各製品にはそれぞれ技術者が約2人が立ち会うほどの徹底ぶりだ。
百瀬次生・理事ユビキタスプラットフォームグループ長&CEOは、「コンシューマ向け製品は、今後あらゆる製品がネットワークにつながる。総合的なイメージを打ち出し、どんな分野にも“日立あり”と思わせる製品作り、ラインアップが必要」と話す。
今後のユビキタスに対する取り組みへの思いが、早くも顔を覗かせていた。
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